出発準備

 今週末は、26日の出発の準備をしなければならない。平日や週末に少しずつでもやっておけばよかったのだが、結局、今週末2日間で一気にパッキングをする結果になってしまった。
 日本の山でもそうなのだが、早々に準備を済ませて、出発までのんびり、といったことはほとんどない。はやくからやっていても、ぎりぎりになって色々思い出したりなどして、結局は間際まで落ち着かないのだ。毎回、この時になると後悔しているのに、なかなか直せない。今となっては後悔しても始まらないので、とりあえず今は、そういうタイプの人間なんだということにして、とにかく準備しなければ。
 今日は、装備のチェックと、薬など身の回りのものを買出しに行く。高所用の大物は大体そろっているのだけど、一部買い替えが必要なものや、調整が必要なものがあったりする。今回は、団体装備をロシアのエージェントが概ね用意してくれるのだが、テントや登攀具類は、持っている人が持ち寄るというシステム。用意してもらったり、借りたものについては、料金を支払うのだ。合理的で、分かり易いシステムだと思う。薬などは、胃腸薬、アスピリン、咳止めなどなどベーシックなものを買出しに行く。お店を見ながらまわっていると、あれも、これもと試したくなり、結局、かなりの額を買い込んでしまう。
 家に帰るも、装備で足の踏み場のない状態で散乱していて気分が滅入る。準備しはじめると、あれも、これも、と他のものが気になりだして収集がつかない。永遠に終わらないんじゃないか、とすら思ってしまう。