鹿児島へ

鹿屋大学低酸素室

 金曜日の仕事の後、飛行機で鹿児島へ。今回は、鹿屋体育大学の低酸素室で、1月から山本正嘉先生の下で行っているヨガの呼吸法の実験第2弾を行うことと、夏の高所登山に向けての、低酸素宿泊トレーニングを行うことが目的だ。

 私が、今回のコスクラック峰の公募をインターネットで知ったのは、山本先生がきっかけだった。先生は今年、パートナーのアミューズトラベル社長 牛島氏とともに、ムスターグ・アタ峰の実験登山に行かれる予定だ。そのため、ムスターグ・アタ峰に過去に登った経験がある私はいくつか質問を受け、その質問に答えるためにインターネット検索で偶然見つけたのが、今回の公募が掲載されたホームページだった。

 というわけで、私も、山本先生に低酸素トレーニングについて、様々なご指導をいただくことになった。山本先生は、岳人2004年4月号「新型低酸素室を利用したアコンカグアのスピード登山」(日本人では最速の4日間で登った記録)で、低酸素室だけ(富士山や現地での順化トレーニングをしないという意味)のトレーニング効果について取上げている。

 山本先生は、アコンカグアの結果をふまえ、今回は、日常的な低酸素室のトレーニングに加え、富士山での低圧トレーニング、低酸素室宿泊トレーニングを加えて、ムスターグ・アタでどれだけ速く頂上へ(無理なく)登れるかを実験されるのだという。誰もまだ試していないこと。とてもチャレンジングだ。

 山本先生から実地にトレーニングを受けられるのは、とても楽しみ。