社会復帰

 社会復帰(お仕事)1日目。いつも不思議に思うのは、会社に行けば会社での私に、案外すぐ戻ることができることだ。もしかして、分裂的なのかもしれないと思うほど、別々の自分を演じ分けることができるような気がする。
 
 家を出て、電車に乗り、会社へ到着したら、まるで昨日も会社に来ていたかのように、会社の私に戻ることができた。もしかすると、そう思っているのは自分だけで、まわりの人から見れば、あやしい感じをかもし出しているかもしれないけど。

 この三週間に対する未練はなく、切り替わりました。それよりも、なんだか、元気にリニューアルされて戻ってきましたという感じで、突っ走っていけそうな気さえする。

 書類の山をまずは整理し、不在中にお手伝いいただいたものについて反芻し御礼をしていると、あっというまに午前中が過ぎた。午後は、今日中に確認しなければならない残業簿のチェックを、すべりのないよう自分に注意しながら、いつもよりも、もっと注意深くと自分に言い聞かせながら確認した。

 自然体で戻っていける。暖かく迎え入れてくれる、まわりの雰囲気によるところが大きいのだろう。